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このページでは、40代50代で入れ歯をご検討中の方に、後悔しない入れ歯選びのポイントをお話したいと思います。
もしかしたらそんな風にお考えかもしれません。でも最近は40代や50代で入れ歯を作るのは決して珍しいことではありません。
上のグラフは、当院ホームページの入れ歯のページにアクセスされる方々の年齢分布です。50代の方が一番多くて、40代の方も60代と同じくらいいらっしゃいます。
あなたと同じように、入れ歯でお悩みの40代50代の方がたくさんいることが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
それでは早速、入れ歯選びのポイントをお話していきましょう。まず最初に入れ歯とよく比較検討されるブリッジとインプラントについて説明してみます。
ブリッジとは、残った両端の歯を削り、人工の歯をかぶせる治療法です。
保険治療でできるので費用が安いのが利点ですが、銀歯になるので目立つこと、周囲の歯への負担が大きく、残りの歯を弱らせてしまうのが難点です。
元々はブリッジで治療したけれど、周囲の歯がボロボロになってブリッジが外れてしまい、入れ歯を検討している、という患者さまも少なくありません。
インプラントとは、人工の根をあごの骨に埋め込む治療法。
目立たないこと、しっかり噛めることが利点です。
一方、手術が必要なことが最大の難点です。また、細菌感染に弱いため、治療後も歯科医院に通ってのクリーニング等のメインテナンスを、生涯ずっと続ける必要があります。
しかもインプラントは自費治療。本数が多い場合は費用がかなり高額になります。たとえば1本30万円のインプラントを5本治療すると
30万円 x 5本 = 150万円
もの費用がかかってしまいます。
入れ歯とは、人工の歯を歯ぐきにかぶせる治療法。
ブリッジに比べると周囲の歯を傷めないこと、そしてインプラントに比べると手術が不要でメインテナンスが簡単、費用も割安なことが、入れ歯の大きな利点です。
一方、入れ歯にもいくつか難点があり、特に保険の入れ歯を利用している方からは、以下のような不満の声をよくお聞きします。
保険の入れ歯の場合、入れ歯を固定するための金具が目立つため、入れ歯をしていることが周囲の人にバレてしまうという難点があります。
40代50代のまだ若い患者さまにとって、金具が見えてしまうというのは、とても気になる悩みだと思います。
入れ歯が痛いとお困りの方が、少なくありません。
入れ歯と歯ぐきの間に隙間があると、力が一か所にかかったり、ものがはさまったりして、噛んだ時に痛みを感じてしまうのです。
それから特に保険の入れ歯を使用している方から「入れ歯が合わない」という声をよく聞きます。
保険の入れ歯では、歯ぐきに接する部分(床といいます)が厚くて、口の中で違和感を感じること。
また入れ歯がしっかり固定されずに、噛んだり喋ったりした時にグラグラすること、等で「入れ歯が合わない」と感じる方が多いようです。
入れ歯の咬み合わせが悪いと、うまく噛むことができません。
また噛む時に痛かったり、グラグラ動くと、硬いものを噛むことができなくなってしまいます。
その結果やわらかいものしか食べられず、家族とは別の食事を用意しなければいけない、とお困りの方も少なくありません。
以上の入れ歯の不満は保険の入れ歯を利用している方に多いのですが、その理由は「保険の入れ歯に制約が多い」から。
保険の入れ歯にどんな制約があるのか、自費治療と比較しながらお話ししていきましょう。
保険治療は、治療方法や治療に使う材料について国が決めた細かいルールがあります。
これは「最低限の医療」を安い費用で提供するという前提があるためで、この決められたルール以上の治療は行えません。
部分入れ歯を例にとると、保険の入れ歯にはこのようなルールが課されます。
入れ歯が分厚くなって付け心地が悪い。プラスチックがたわむので硬いものが噛みづらい。
口を開くと金具が目立って、入れ歯をしていることが周囲にすぐバレる。
入れ歯が外れやすい。グラグラ動きやすく周囲の歯を傷めて弱らせる。
こうした制限がある代わりに、費用が安いのが保険の入れ歯。
簡単に言うと、保険の入れ歯は「最低限の医療を、安い費用で提供するための治療」だとご理解ください。
保険の入れ歯は制約が多い分、歯科医師の技量が入れ歯の出来に如実に表れます。
「別の医院で保険の入れ歯を作ったが、合わないので作り直したい」という相談をよくいただきますが、その入れ歯を拝見すると、たしかに「この入れ歯では合わないよね」という出来映え。
保険でも「患者さまに合った入れ歯」を作ることは可能なのですが、そのためには一定以上のスキルと、入れ歯に対するこだわりが必要。
具体的には、入れ歯の型取りと、咬み合わせの分析、入れ歯の設計で、歯科医師の差が出るのです。
具体的な「保険でも噛める入れ歯を作るポイント」は以下で説明しておりますので、ご興味あればアクセスしてみてください。
さて、「最低限の医療を安い費用で提供する」保険の入れ歯に対して、自費の入れ歯は「最良の医療を提供する」ための治療です。
最新の素材も使いながら、一人一人の患者さまのニーズに合う素材と製作法で、さまざまな自費の入れ歯が提供されています。
たとえば当院なら、保険の入れ歯のデメリットを解消した以下のような自費の入れ歯をご提案可能です。
ノンクラスプデンチャーは、保険の入れ歯のようにクラスプ(金属の金具)を使用しないため、入れ歯が目立たず自然な見た目に仕上がります。
入れ歯と気づかれにくいので、40代50代の方にも好評です。
柔らかく吸着力に優れたシリコンを、入れ歯と歯ぐきが接する部分に使用するタイプの入れ歯です。シリコンのクッション効果で歯ぐきにかかる圧力が軽減され、噛んだ時に痛みが出にくい点がメリット。
今までの入れ歯で痛みが出ている方におすすめです。
自費診療の入れ歯の費用 + 30,000円 ~100,000円 程度 |
自費にするか保険にするかは、ご予算とお口の状況によって考えなければいけないので、ぜひ歯科医師に気軽に相談頂ければと思いますが、目安となる基準として当院は以下をお勧めしています。
実際にお口の中を拝見しないと具体的なご提案は難しいので、ぜひ一度、初診相談にいらしてください。
こうした疑問にお答えします。
お口の中を診察するため、初診料等はかかりますが(3割負担の方で3,000円程度)、相談だけでも構いませんし、その場で治療に進むことを決めなくても大丈夫です。
当院では、入れ歯に関する相談を受付中です。患者さまのお悩みやご希望を伺い、お一人おひとりに合った治療プランをご提案しています。
なお、その場ですぐに治療開始を迫るようなことは決してありません。ご自宅にお持ち帰りいただき、じっくりご検討ください。
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